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選手名鑑

名前 : スティーブ・フランシス(Steve Francis)
所属 : ヒューストン・ロケッツ(1999-2004)、オーランド・マジック(2004-06)、ニューヨーク・ニックス(2006-07)、ヒューストン・ロケッツ(2007-2010)
出生地 : アメリカ メリーランド州タコマパーク
生年月日 : 1977年2月21日
身長 : 191cm
体重 : 91kg
ドラフト : 1999年1巡目2位
愛称 : スティービー・フランチャイズ
ポジション : ポイントガード・シューティングガード
受賞歴 : ・NBAオールスターチーム(2002,2003,2004)
    ・新人王(2000)
    ・NBAオールルーキーファーストチーム(2000)



【大学〜ドラフト】
ジュニアカレッジ(短大)で2年間プレイした後、メリーランド大学に転校する。高い運動能力とスキルから、アレン・アイバーソンと比較され注目を集めた。アーリーエントリーした1999年ドラフト1巡目2位でバンクーバー・グリズリーズに指名される。
しかし、故郷からの距離、税金、神の意志などに言及して入団を拒否した。当時、カナダだけでなくアメリカからも相当批判されたが、後に彼は「カナダの人がまだ俺を怒っているのは知っているが、大して悪かったと思っていない。バンクーバーから指名されたとき、俺は泣きかけた。カナダはあり得なかった」と語っている。
ヒューストン・ロケッツにトレードされた彼は問題児のレッテル貼られながらロケッツでキャリアをスタートさせる。



【ロケッツ〜オールスターへ】
当時のロケッツは殿堂入り選手のアキーム・オラジュワンとチャールズ・バークレー2人がいました。しかし、年齢的に引退間近の2人は怪我がちで、試合でのインパクトも欠けており、チームはプレイオフを逃します。しかし、フランシス自身は平均18得点、5.3リバウンド、6.6アシストで新人王に輝きます。(当時、シカゴ・ブルズのエルトン・ブランドと同時受賞でした。)
2000年オールスターの伝説のスラムダンクコンテストにも参加しており、アクロバティックなダンクを披露している。(※優勝はビンス・カーター)


その後、相棒のカティーノ・モーブリーとロケッツを牽引していく。フランシスはロケッツ在籍期間、平均19.3得点、6.4リバウンド、6.1アシストを残し、2002年から3年連続オールスターにも選出される。




ロケッツも2002年ドラフト1位指名されたヤオ・ミンも加えてプレイオフへと駒を進め、未来が明るいように見えた。しかし、コーチのジェフ・バンガンディと関係が悪化し、オーランド・マジックにトレードされる。




Steve Francis And Cuttino Mobley Combined For 73 Points VS Lakers (2003.01.17).






【マジック〜ニックス〜ロケッツ】
モブリーとともにトレイシー・マグレディーと大型トレードで移籍したマジック。マジックではグラント・ヒル、新人のドワイト・ハワードと戦力は揃っていたがプレーオフを逃す。フランシス自身は平均21.3得点、5.8リバウンド、7アシストと優秀な成績を残した。しかし、2年目のシーズンは低迷する。フランシス自身も出場停止処分を受け、不本意なシーズンを送る。




そんな中、ニューヨーク・ニックスへトレードされる。当時のニックスには、フランシスと同じ、超攻撃的ポイントガードのステファン・マーブリーが在籍しており、フランシスとのバックコートコンビに期待された。しかし、全く機能しなかった。ニックスのコーチは名称ラリー・ブラウンだったが2人の共存の解決策を見出せず、チームはディビジョン最下位。フランシスも平均10.8得点、3.0リバウンド、3.5アシストと大きく成績を落としてしまう。翌シーズンもニックスはプレイオフを逃し、フランシスも活躍できなかった。




その後、2007-08シーズンにロケッツに復帰するものの全盛期を過ぎたフランシスは10試合の出場に留まり、平均5.5得点、2.3リバウンド、3アシストだった。このシーズンでNBAで最後のプレーとなり、中国リーグで少しプレーをし引退した。




Steve Francis' game-winning 3-Pointer !!!






フランシスは勝てないポイントガードの典型として、よく話題に出るが、プレーは華があり、本当にかっこよかった。キレ味鋭いクロスオーバーと豪快なダンク。今のプレイヤーだとジャ・モラントに近い。(モラントよりかなり素行に問題があるが、、、)
プレーは一級品だったが、自己中心的な言動やプレーが勝利を遠ざけてしまった。
フランシスがトレードされずロケッツに残っていれば、、、
ニックスのフロントがマーブリーを放出し、フランシス中心のチーム作りをしていたら、、、
彼のキャリアは変わっていたかも知らない。

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